しっかりなんてするもんか

ちくしょう!しっかりなんてするもんか!

暇だから2011年の夏について書く

だらだらと思い出を書くだけのシリーズ第二弾です

前回の記事 見直すとひどいし面白くないな なるべく短くまとめていきたい・・

この年の俺的夏ミュージックはこれです。(この年だけたっくさんあって選べない)

 


TOP OF THE FUCK'N WORLD / The Mirraz - YouTube

このクソくだらない世界で 躁鬱病になったって
会社クビになったって アル中になったって
君に見捨てられたって 宗教にはいったって
借金抱えたって ハゲたって 生きていくんだ!

 

 

俺の人生の中で唯一青春っぽい時期があるとしたら それはまさしくこの年の夏である。いやいかにもな青春じゃなくて。あくまで青春っ”ぽい”、である。自分の思い出の中で一番キラキラしていたというか。あるいは単に楽しかったというか。

2011年の春に滑り込みで会社から内定をもらい働き出した俺は 毎日渋谷の宮益坂を行ったり来たりしていた。宮益坂のちょっと入ったところ、ラブホテルとセブンイレブンが隣り合っているあたりにある、入り口のせまーいビルの中に会社が入っていた。

渋谷で働くということは渋谷に毎日行くということである。俺は渋谷が好きだ。世界最大のCDショップと世界最大のレンタルショップがあるから。好きな街に毎日行けるのは嬉しい。

そこの会社では、残業代が出ない代わりに食費として1000円(領収書を持って行くと後でもらえる)が出される謎システムがあったので、昼を500円に抑えてよくそこのセブンでジュースやアイス、お菓子、夕食を残り500円で買っていた。(今日は会社に泊まるのかどうかを昼あたりに判断しないと自分のお金を使うことになるので予測する力が超鍛えられた。いや嘘。)

暑い中渋谷の繁華街まで昼を食べに行き(昼に何を食べるか 選べる選択肢がたくさんあるって幸せだよね)、帰りにコンビニにすっずしーなとかいいながら入ってアイスを選んで(ここのコンビニは終電すぎるまではいつも混んでる)、夏前に入社してきた後輩と店の前で、ラブホから出てくる人をジロジロ見ながらアイスを食べるのが好きだった。

店の前には他にも営業サラリーマンとかホームレスっぽい人、ラップをやってそうな若者(偏見)も店の前で横に並んでアイスを食べたりしていて今考えると変な光景だった。

後輩が「俺学生の時に合コンで出会った30過ぎの人にお持ち帰りされてやったんですけどさすがにシワとかが見えてきつかったっス。」というので俺は

「このアイスの上にかかってるパリパリのチョコはとても薄いから、チョコなんてかかってないのと同じようなもんだなぁ。」と言った。

 

昼を軽く済ませたりスルーした時は、夜7時過ぎくらいにコンビニに出かける。夜の渋谷の街もいろんな人がいていい。カラオケに入っていく大学生の団体やらゲロ吐きカップルやらタバコふかしガールやら。

同期や後輩と夜のコンビニに行くのが働いてる途中の数少ない楽しみだった。1000円以内に収まるように選んで選んで。例えて言うなら・・・子供の頃、初めて家族とではなく友達と、子供だけでお店に行き入った時のあの感じに似ていた。ワクワク感ですよ!多分そういうのを学生の時とかに経験してないからかなーと思う。これ多分伝わらない。

会社の人達はなんというか・・・ほぼ会社に住んでいた。皆寝袋とかマットとか持ち込んでた。自分も夏になって仕事が忙しくなり帰れない日々が多くなってきて、コンビニで2リットルの紙パックジュースを買ったり(会社の冷蔵庫に入れる)冷凍食品を買って会社のレンジで温めて食べるようになったりした。

 

夏の初め、会社に泊まって朝に駅まで行く途中、原発デモがやっていたのが見えた。会社の中から音は聞こえていたけど実際見たのは初めてだった。あとひっきりなしに聞こえていた怪しいバイト求人の宣伝車の音。(確かこの後規制された)

始発での朝帰り・・誰もいない電車・・高校生の白いシャツに日差しが反射して眩しくて・・っていうのが聞いてたナンバガの曲とリンクしてた。これはどうでもいいか。

 

会社からスクランブル交差点までは15分位でいけて、その途中にある橋の下のクラブみたいなカフェ(低音どんどん鳴ってて照明がおしゃれ)の前を通るたびにいつか誰かと行きたいなと思いつつその隣あたりにあるペッパーランチでご飯食べるのが最高の贅沢だった。(ペッパーランチは券売機式なので領収書が貰えない=1000円システムが使えない)

あと仕事に一旦区切りがついて、今日はもういったれ!って時に宮益坂大戸屋に行ったら(大戸屋は贅沢なのだ)大学生のカップルだらけですげー落ち込んだ・・みたいなエピソードもある。なんだこの。わかるかい?わかるよなこの感覚!!

たまにある会社の飲み会では朝まで飲んだりしたなぁ。この会社では飲み会=朝までが基本だった。朝までじゃなくても深夜3,4時とかの変な時間に解散して、上司はタクシーで帰ってしまって、先輩や同期や俺は仕方なく会社に帰って寝袋で寝る・・みたいなこともあった。

真昼、ビルに反射しまくった光を受けまくりながら後輩と「おいしそう、かつ1000円以内、かつ領収書が貰えそうな所」をひたすら歩いて探すのも楽しみだった。

 

昼を食べに行ったあるとき後輩が「俺ネットで出会った中学生の女の子ともやったことあるんスけど」っというので俺は

「この1000円システム皆ありがたいなぁっていってるけど残業代出ていないから騙されてるよね俺たち」と言った。

 

密かに憧れていた人が夏前に急に結婚するので辞めます事件もあった。(この頃から夜に叫びながら自転車に乗る現実逃避方法を覚える)

後輩が「トランスフォーマーの映画を見に行きたいので今日は帰る」と言って先輩と揉めそうになっていたところを俺が間に入って「まぁまぁまぁまぁ~~まぁまぁまぁまぁ~~~~~まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ~~~~~まぁまぁまぁまぁ~」みたいなこともあった(雑)

 

そうそう後輩と先輩は3DCG部門で自分と同期は2D部門だったのだ。後輩はなんというかandymoriのボーカルに顔が似ていて、上の人から気に入られやすいオーラを持っているけれどもちゃんと自分も通すみたいな所がありすげーなーって俺は思っていた。

街を歩いている時に後輩が「は~OLっていいですよねうちの会社にもOLいてほしいわ~」というので俺は

「わかる・・・というかOLってマジでいるの?どこにいるの?俺テレビドラマか恋愛漫画の中でしか見たことがないんだけど??もしかして実際には存在しない系のアレなのでは?!?!?人魚的なやつなのでは????」と言った。

 

8月の中頃、会社が移転するので引っ越しの準備が始まった。すげーたのしかったな。移転先は同じ渋谷だけど駅から離れていて、移転理由は人数が多くなったからである。(ブラックなので一月に一人辞めていく=そうだ一月に二人を目安に採用していこう!というスタンスだった。怖い。毎日何人も面接しにやってきて、下っ端だった自分がお茶を出す係だった。)

ダンボールを持ってきて詰めて、プチプチを買いに東急ハンズまでいったり。物が減ってからは掃除して、ポスター剥がして・・確かこの時普通の作業はしてなかったと思う。このカオスというかテキトーさも小さい会社だったからできたことで。毎日お祭りみたいだった。そうそう、会社って言うより部活みたいだったんだなー。

文化祭の準備期間みたいだった。俺には高校、大学でもこういう思い出がないので楽しかったし嬉しかった。押井守うる星やつらの映画みたいにずっとこの日が続けばいいのになぁって思った。

 

休みの日とか家では何してたんだっけ。土日には映画みてた。自転車で地元の夏祭りやってるのを遠くから眺めたりした。あとタンブラーはじめた(ダメの始まり)。

今携帯の写真見たら自分の部屋は段ボールや未整理のクリアボックスだらけですごい汚かった・・。でもこの頃から自分の部屋を作ろう!とゴミ捨てだして初めてまともな机を買って。近所のホームセンターで観葉植物を買って置いてみたりしてた。謎。ホームセンターのドアが開くときにした夏の匂いも覚えてるなぁ。

休みの日友達(T君)と映画を見に行ったのをよく覚えている。自分が働き出してなかなか予定が合わなくなって(友達は不定期休みだったので)

いやいやでも俺達には給料がある!1000円じゃない日でも映画が見れるんだ!とコクリコ坂とスーパー8を同じ日に見て終電ギリギリに帰ったこととか。

あとは夏前から手足のしびれが出てきて、これはまずいと夏の終わりに自転車であちこちの病院を周ったりもしたなぁ。この頃からだったんだなぁ。はぁ。(伏線)

 

このボロいビルの狭いフロアで過ごした半年だけがやけに鮮明に記憶に残っている。多分一生忘れないと思う。この時に聞いてた音楽を聞くと今でも胸が締め付けられる想いになる。

夜中誰もいなくなった会社で新しい音楽をyoutubeで探しながら作業したり(この時好きになったいくつかのロックバンドは今でも本当に好き。)

渋谷の街が好きだったので会社の備品がなくなった時には率先して買いに行ったり。夜 郵便局に会社の荷物出しにいったらのび太がいたり(http://matome.naver.jp/odai/2130889205277631301)

後輩と昼を食べながら会社の不満を愚痴ったり、昼さっさと食べた時はロフトによって、(フフフ俺は今働いているのにロフトでかわいいアイフォンケースを見ているぞフフフ休日じゃないんだぞ)と謎の優越感を感じたり、休日 他に誰もいない会社のソファー(社長専用)に寝転がって何時間も同期と将来について語ったりとか。

出社のとき、ぎらぎらと眩しい太陽がビルとビルとビルに反射して今日もとても暑い日になりそうな予感を感じつつ、渋谷の街の中をおしゃれな格好の人やスーツの人やいろんな人が歩いていて 自分もそのうちの仲間なんだって思えたりして。

 

うまくいえないけど、完成されていなくて夢が広がっているようで きついけど楽しいというか・・・なんかよかったんだよ!

でも今これ書いていて思った。強烈に記憶に残ってるのって単純に「夏の間ほぼ毎日通っていたから」ってだけかも。かもかも。学生夏休みの時は基本引きこもりタイムだったし。しょうもない。今年の夏こそ働くお!!!!!!!!(勢いでごまかす)

 

これ人が見て楽しい文章なのかわからないけど自分が十年後見返して思い出すためってことにします。おしまいです。

 

暇だから2010年の夏について書く

まずこの夏の俺テーマソングを貼っておきますね。名曲!


モーモールルギャバン - 悲しみは地下鉄で from "Live at Zepp Tokyo 2012.6 ...

 

2010年、大学4年生で内定が貰えないまま夏を迎えてしまった俺は毎日頭を抱えていた。いや嘘である。頭を抱えていたのはせいぜい6月くらいまでで、もう8月にもなると諦めとやけくそと自暴自棄になり就職活動のことは考えないようにしていた。現実逃避。

シューカツうんぬんの記事やCMやニュースを見ると瞬時にダダダッと階段を駆け上り布団に滑り込みする癖ができていた。そのときの俺は結構すばやい。

大学も夏休みでほぼニート状態だった俺は地元友達のT君に救われたと言ってもいい。そんな夏だった。

2人で暑い暑い街の中を歩く。途中コンビニやスーパーに無駄によって見てるふりをして涼みながら一時間くらいかけてそこそこ大きいスーパーに行く。だらだらと話しながら。

スーパーにに入っている100円ショップでバトミントンセットを買い、家から近い公園の隅っこで2人で日が暮れるまでバトミントンを続けた。基本人はいないが平日午後なのでたまにくる子供の親からは睨まれる。気にしない。

T君は専門卒なのでこの頃もう働いていて給料も人並みにもらっているはず、なのにわざわざくそ暑い中電車にも乗らず歩くという苦行に付き合ってくれたんだなぁ・・と今しみじみ思う。

 

今考えるとなんだこの・・この俺は。この俺は。大学生なのか。俺の中の大学生といえばただひとつ、エヴァンゲリオンである。エヴァンゲリオンに出てくる大学生こそがすべて正しいのである。

旧TV版に冬月が教授で碇ゲンドウが大学生だった時の回想シーンがホンの少しだけある。学生が「教授ー飲みに行きましょうよー!」というあのシーンである。(ちなみにあの夏の陽射し感!はデジタル撮影になって失われた・・)もしくは加持さんとミサトさんのアレである。

つまり90年台アニメのあの独特の雰囲気もコミで描かれたあの夏の大学生こそが俺の中での大学生イメージなのである!!もはや何を言っているかわからない。だから俺は大学には行っていない。ことにする。なんだか悔しいから皆も行っていないことにする。(想像により自分のキズつかない方向へカバー)

 

他にもT君とは市民体育館で一日卓球をしたり スーパーで2リットル100円のジュースをたくさん飲んだり 原付と自転車どっちが早いか競争したり。暑かったなぁ。基本夏に関する記事は暑かったなぁが入ります。

外で遊ぶのに疲れたらT君の家にお邪魔して、夜までゲームアーカイブスでプレステのバイオをダウンロードしてキャーキャー言いながらやった。半分お金を払ってPSPでもやった。3はやってない。なんでバイオだっけ。バイオハザードって有名なのに未だにプレイしてないのどうかなーと思ったからか。

 

T君と遊ばない日は家のガラクタだらけで狭くなってる部屋で扇風機を回して過ごした。1~2畳くらいのスペースにずっといた。机もなかったから畳の上に雑誌を積み上げてノートパソコンおいて直に座って第五回?くらいのMMD杯のための動画を必死で作っていた。AE使える自信もなかったし満足に動くPCパワーもなかったけどなんとか頑張ってたんだなぁ。

あれがAEで作った初めての映像かな?プレビューするとすごい音がしてどんどん熱くなっていくので扇風機とうちわでずっとパタパタしてた。そんでたしかあと少しで完成!って時に、夜にモテキのドラマみてたらカラオケの演出が出てきてやられた!って思った。誰も思いついてないと思ったのに!

あとこの年のFRENZに出なかったのは就活がうまくいかなくてふてくされてたからです。何やねん。この映像も匿名で公開したんだった。

(追記 その映像とはこれです

 

たしかこの時から自転車好きになって行ったことのない道をウロウロするようになった。ちょっと遠くて、車でしか行ったことのないようなホームセンターに自転車で行きたいから(だけど無意味に行くのはなんとなく好きじゃなかった という)親に必要なネジとかない?とか聞いてた。あれは何だったんだろう・・。この道にいったらどうなるんだろう とか 夕方の空とか匂いって好きだなぁ とか そういうことをたくさん思ったんだよな。

だからいつも外出するのは昼より夕方で、モーモールルギャバン聞きながらセンチメンタルになったりして。上で挙げた大学生像とのズレを自転車で発散して 暗くなったらちまちまAEで作って。何かを作っている時ってやっぱり充実しているなぁ。だからこれ以前の夏が思い出せないのかも。

あと隣駅の、小さい時からよく行っていたジャスコが閉まったのがわりと事件だった。どんだけ世界観狭いねん。隣駅再開発計画うんぬんだった。高校生の時よくT君とジャスコの階段で一日モンハンとかしてたなぁ。(コンセント使ってたしこれほぼ犯罪なんだなぁ。)スーパー部分は24時間やってて無駄に夜中に行ったなぁ。自転車で行けるちょうどいい距離だったし。

でもよく見たら閉まったというか完全に壊してのリニューアルオープンだった。そんでたしか次の年の春~夏に開店した。この夏うろうろうろうろといつできるのかなーと無駄に看板とか工事が進んでるかを見に行ってたなぁ。これ本当に大学生か?

今考えるとひどいけど、多分反動だと思う。就活、東京、都会、まとも・・・うまく行かなくて、うまくいかない自分を責めるのも飽きて、もういいよーっ!って反発していたんだと思う。それで自転車で地元を意味もなくうろうろ。

そうか書いていてなんとなく思い出したけど T君と電車にのらずに歩いたのも電車代云々じゃなくて自分が電車に乗るのトラウマ?怖くなったから?だったかもしれないなぁ。

バトミントンでT君が遠くに飛んだ羽を取りに行っている時も、プレビュー待ちの時も、自転車でウロウロしてる時も、バイオハザードのロード中の時も、ちょっとした待ちの時間に自分は何度も就活のことを考えて、思い出して、俺には仕事が無いんだ とか あるいはうまくいっている人は全部正しくて俺の人生は全て間違っていたようなそんな・・絶望・・って書くと簡単だけど、なんだか泣きそうな気分になっていたんだ。

 

2010年はそんな夏でした。おしまい。

暇だから夏について書くシリーズ

俺は夏が好きだ。夏生まれというのもあるけどなんだか夏が近づいてくるとワクワクする。意味のない期待をしてしまう。

 

iPhoneのカメラロールを見ていて気づく。季節によって色が全然違うこと。なかでもとびきり鮮やかなのは夏の写真である。

夏に起きたことは鮮明に蘇る。暑かったなぁ。暑かったなぁ。暑かったなぁ。基本そればっかか。

 

俺の夏は6月から始まる。自転車で走っていると、いつもと何かが違う気がする。夕暮れの時間が遅くなっていることかもしれないし空の色かもしれない。そうして夏が始まる。

9月くらいになって「今年の夏はもしかしたら何もないかもしれない・・」と後悔するところまでが俺の夏である。夏の一連の流れである。もはや儀式である。

だからそう!何かがあった夏はもはや夏ではないのだ!!そんなわけねぇだろ。なんかあってほしいよ。

水色の浴衣着て少し大人っぽくなったあなたに憧れてみたいそんな夢を見ながら(そしてもうそろそろちょっと諦めているよ!)どこかの家のコロッケとカレーの匂いを嗅ぎながら だんだん暗くなっていく街の中を自転車で駆けていく。

自転車に乗るしかないのだ。ちなみに自転車にのることは首の手術をしてくれた先生からまだ禁止されている。なのでこっそり乗っている。うおおおお!!好きだ!!!!夏!!!!!!

 

-夏はほら奇跡が起きる予感だけ溢れるから。(「サマーゾンビー」歌詞より)


ザ・なつやすみバンド「サマーゾンビー」 - YouTube

 

(このシリーズはドルセラの2010年以降の夏について、1年づつ振り返っていく企画です)

(なぜ2010年以降かというとそれ以前の記憶がまるでないからです)

カニ憧れ

 

例えばですけど

 

あぁ~この人素敵だなぁ~って人と何回か遊んだりして親密な感じになったりするじゃないですか。

それでね、そのあとでこう・・・なんかいい感じの旅館とかに行くじゃないですか。いや旅館じゃなくてもいいけど。変な意味は無いんだけれど。

そんで旅館だから温泉でも入って。ねぇ。浴衣なんか着ちゃって。で、まぁ~6-7時くらいになるのかな。夜の。いい湯であった~とかいって部屋に戻ると食事の準備ができてたりするじゃないですか。

それでまぁその料理の中にカニがあったりなんかして。旅館だから。結構な量あったりして。

でそうしたらその相手の人が「私カニの中身とったりとか地味な作業嫌いなんだよね~」みたいなことを言うもんだから

自分がせっせせっせと取るじゃないですか。カニを。カニの身を。メタル耳かきみたいなやつでとるじゃないですか。せっせせっせと。

自分の分だけじゃなくその相手の人の分までせっせせっせと。他の温かかった料理もどんどん冷めていって。2人分のカニの身が1つの皿にどんどん溜まっていきますよ。その間相手は他の料理を食べていますよ。

それであとすこし・・・よし・・終わった!と。ひと通りカニの身を取り終わってふと顔を上げると、皿にはもうほとんどカニの身、残ってないんですね。

「あっごめん全部食べちゃった・・」

「ちょっとーwなんだよーもうーw」

 

・・・っていうのが私のカニ憧れです。おしまい。

 

ときめいてときめいて

物語はちと不安定
この曲を聴くと思い出す あの映画でこの曲がかかった瞬間の心のときめき
 
2011年の秋 友達と映画モテキを見に行った 映画は最高だった  いい映画を見た帰り道はそれだけで物語になる
地元の狭い劇場でカップルに挟まれて俺たちはチェッチェチェッチェ何がキャラメルポップコーンだ馬鹿野郎とか言いながら席に座った 劇中クライマックスの最高に盛り上がる場所でこの曲がかかる 繰り返す印象的なギターリフと男女のツインボーカル 美しくて狂ってて (しかも劇中のライブ会場で流れていてという設定 最高や!)これ何のバンドの何て曲?いやいや映画はどうなっちゃうの?ああ〜これは これはもう これはもう これはもう本当にあれだ最高だ!!って思った。俺には映画があって音楽があるんだ!って。
うまく説明できないけど大抵の感動はうまく説明できないよ。でもあの曲がかかった時たしかにそう思ったんだ。帰り道にベタベタに溶けたアイスを食べながら友達と二人で「もし自分が主人公だったらどのヒロインがいいか」について話して歩いた。その思い出は最高の宝物だよ。(この映画にはヒロインが四人でてくる 厳密には二人だけど もちろん麻生久美子に決まってんじゃん!) この先もしバンドが解散しても もし映画の続編が作られて駄作だったとしてもそれは変わらないよ。何でそこまで思ったんだろう。自分の今までに蓄積されていった 好き の上にさらに新しく積み重なった 好き だからかもしれない。今までの 好き がなければきっとこの映画も音楽もスーッて抜けてたかもしれない。
だから自分の好きをサブカルだメンヘラだ厨二病だと揶揄されても、きっと好きをやめちゃいけないんだ。