暇だから夏について書くシリーズ
俺は夏が好きだ。夏生まれというのもあるけどなんだか夏が近づいてくるとワクワクする。意味のない期待をしてしまう。
iPhoneのカメラロールを見ていて気づく。季節によって色が全然違うこと。なかでもとびきり鮮やかなのは夏の写真である。
夏に起きたことは鮮明に蘇る。暑かったなぁ。暑かったなぁ。暑かったなぁ。基本そればっかか。
俺の夏は6月から始まる。自転車で走っていると、いつもと何かが違う気がする。夕暮れの時間が遅くなっていることかもしれないし空の色かもしれない。そうして夏が始まる。
9月くらいになって「今年の夏はもしかしたら何もないかもしれない・・」と後悔するところまでが俺の夏である。夏の一連の流れである。もはや儀式である。
だからそう!何かがあった夏はもはや夏ではないのだ!!そんなわけねぇだろ。なんかあってほしいよ。
水色の浴衣着て少し大人っぽくなったあなたに憧れてみたいそんな夢を見ながら(そしてもうそろそろちょっと諦めているよ!)どこかの家のコロッケとカレーの匂いを嗅ぎながら だんだん暗くなっていく街の中を自転車で駆けていく。
自転車に乗るしかないのだ。ちなみに自転車にのることは首の手術をしてくれた先生からまだ禁止されている。なのでこっそり乗っている。うおおおお!!好きだ!!!!夏!!!!!!
-夏はほら奇跡が起きる予感だけ溢れるから。(「サマーゾンビー」歌詞より)
(このシリーズはドルセラの2010年以降の夏について、1年づつ振り返っていく企画です)
(なぜ2010年以降かというとそれ以前の記憶がまるでないからです)