しっかりなんてするもんか

ちくしょう!しっかりなんてするもんか!

友だちと遊んだ(なんだなんだこの夏休みの日記帳みたいなタイトルは)

先週の話です。3ヶ月位前から約束はしていたのだけれど、なかなかお互いの予定が合わず会えなかった大学の時の友達O君と遊んだ。俺はどちらかというと予定が入ると憂鬱になる傾向があり、フヘェ休みの日くらいやすましちくり~~的なことを言いながら(一人暮らしの部屋で)金曜日は寝た。寝たのだ。けれど当日、行く間際になるとイエイイエイイイエエエエーイてなもんで(心は中学生)、前日借りたTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの「ウィッチ☆アクティビティ」(横文字並べてみたけどこれアニソンですねぇ)を聞きながらルンルン気分で待ち合わせに向かった。
O君と会って話すのは半年ぶりであった。半年前といえば前の会社に行きはじめて「極めて順調です」みたいな報告をO君にしたばっかりの時だったので、すでにそこをやめてもう新しい会社に行っていると言ったら大変驚き「マジかい」みたいな単語を連発していた。O君は大学卒業後ずっと同じIT系の会社に勤めていて、今はもう3年目である。すでに4社目の俺とは大きな違いである。駅で待ち合わせし、まず休みつつ近況報告でもすることにした。
「残業がめちゃ多いんだよね」みたいなことをO君が言うんで、「残業代出るかどうかによってもモチベーションが変わってきますよね。」というと「うちはみなし残業制度なんす」「みなしというとたくさん残業しても月何十時間分までしか出ないという定額使い放題的なアレですか」「簡単に言うとそう そうなんだけど。まぁそうなんだけど。そのみなし残業代も0円なんす。」「斬新すぎる・・。」みたいな話をしながら食べた三角チョコパイはモチャリとした食感だった。モチャリ。。
休みの日なのに会社のことを考えて憂鬱気分じゃもったいない!休日がもったいない!という意見が合致したので俺とO君はなるべく会社のことを考えないようにした。そんでドンキホーテの上にあるゲーセンに行くことにしたのである。ここのゲーセンはいわゆるゲーム好きだぞう的な人たちが集まりまくっていて、カップルがクレーンゲームでオラフのぬいぐるみとれるかなキャッキャ的なことをしているとそのゲーム好きだぞう的な人たちが「あの、殺しますよ。」みたいな空気をビンビンに出してくるのである。やばいのである。特に音ゲーエリアがやばいのである。でも中には姫?っていうんですか?最近流行りの・・。そういう男5女1みたいなグループで音ゲーを楽しんでる人たちもいて結局好きなんじゃん!みたいにも思うのである。ちなみにこの日見かけた中で一番よくわからなかったのがイヤホンつけて音ゲーをやっている人である。イヤホンから音楽が音漏れしている。しかし音ゲーの筐体からも別のテンポのやたら早い音楽が流れている。そしてその音に合わせたゲームをやっている。なんなのだ????目的は一体全体なんなのだ?????このゲーセンなんなのだ???そんなわけのわからない場所があるわけねえだろ!!って思うかもしれません。でも普段イオンモールのゲーセンで「わぁぁ~」つってラムネとって遊んでいる君たちは東京とかあんまり来たことがないからわからないと思うが、本当にそういう場所があるのだ。(突然の侮蔑的発言)
そんなこんなで音ゲーエリアから「君たち男二人だからいいけどもしそうじゃなかったら殺してますよ」オーラをビンビンにうけつつ、クレーンゲームで500円位でできていそうなキャラ物の加湿器を4000円かけて取ったのだ。2人合わせて8000円なのだ。いやしょうがない!これがキャラクタービジネスだからしょうがない!!とれなさすぎて最後の方「俺眉毛が濃い子割りと好きなんスヘヘッ」とかいって隣にあった鬼龍院皐月のフィギュアをとろうとして止められたみたいなこともあったけどそれもまぁしょうがない!!
そんな感じで謎の達成感を得た俺達は日が沈んでいく中「やはりこの街最高だな」「いい」みたいな雑な会話をかわしつつぶらぶらと街を歩き、ご飯いやラーメンを食べ、最終的にO君が仕事でひどくなった時に週五で通っていたといういい感じのバーに行くことになった。
「もしO君の言うとおりのいい感じのお店だったらいい感じでない俺達が入っても大丈夫なんだろうか」的なことを俺が言うとO君は「気にしすぎだろ!」とつっこんだ。が、店に入って5秒くらいしたらO君が「しまったゲーセンの景品をいれていたこの袋がいい感じじゃなかった」とか言い出したので「だと思ったんだよ・・。」と思った。でも後から考えると2人でした話の中身もなかなかいい感じじゃなかった。2人が揃って座れば結局のところ会社の話になり、愚痴になり、しかしそんな俺達が救われるのはアニメ・ゲーム・マンガなのだ。。という結論に至った。つまり毎週放送のラジオやテレビドラマやアニメの中で「見たい!しかしこの楽しみを今楽しんでいいのだろうかもっと精神的に辛い月曜日とかに見るべきじゃないだろうか!みたいな事を考え楽しみすぎて見るのをとっておく」くらいの自分のお気に入りがあればそのために昼間頑張れるみたいなところあるじゃん?という話なのだ。そうじゃん??そうじゃんなので場所がいい感じのバーだとしても俺達は今季オススメのアニメの話をするし、店員が近づいてきたら「このカクテルなかなか口当たりが良いなぁ~~~」「良い~~~」みたいな話をしているふりをするのだ。そして店員がさわやかに「楽しんで」と俺達の元から去って行くとまた「火々里さん、いいと思うんだよね・・・」「うん・・」「火々里さん・・いいなぁ・・。」という話をするのだ。火々里さんというのは新しい職場の先輩、ではなくウィッチクラフトワークスというアニメのキャラクターで、その火々里さんが主人公に「お姉ちゃんと呼びなさい」と言うシーンをHDDレコーダで切り出して俺が毎日寝る前に再生していることで有名なやつです。
そんなしょうもない話をしている中でそういえばとふと思い出し、O君に大学時代のバイト先の女の子とのなんやらかんやらは一体どうなったのか聞いた。「もう何もないよ、、そう、、『こんなバイトやめたるわ~』っつってね、、もうほんと何もない・・。」「待ってなんで関西弁なの」「いや・・関西弁じゃないしほんと全然違うんだけど、そういう事ってもうあんまり正確に言いたくない感じってあるじゃない、、だからこう・・なんか誤魔化しちゃうんだよね・・」とO君は照れくさそうに言った。俺は「わかる~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」と心から思ったので「わかる~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」と言った。いい感じのバーで。青りんご味のカクテルがおいしい いい感じのバーで言った。
そしてすっかり夜、人が少なくなった街をお酒入った雑なノリで話しながら歩き、駅で別れた。お互い環境が変わってもやっぱり会えば楽しいもんなんだなぁとしみじみ思いつつ(ごめんその時は全然思ってなかったし帰ったらウェルチ飲もうかなみたいなことで頭がいっぱいだったんだけど今思ったのでそういうことにします適当)、けれどもなんだかんだで一人も結構好きなのでイエイイエイイイエーイてきなリズムでひとり暮らしの部屋に帰った。イエイイエイイイイイイイイエーーイ!!(洗濯物をたたみながら)
あと最近は先々週行った旅行記名古屋編を書いているのですがなかなか進まずです。これな~~あれかな~~~半年後に思い出して書くやつかな~~~~(怠惰) グッバイ!

追記)殺しますよゲーセンで取った加湿器ですが、加湿する力が強すぎて朝起きると周りがビシャビシャに濡れてました。そんで加湿器のコードのところもビショビショに濡れていて、一回で壊れました。許せない!ラナ・エンタープライズ、許せない!

言わせてもらえば気持ちわりぃよ!(マーニーと夏 後編)

マーニーと俺と夏 2014
*前回からずいぶん時間が空いてしまいましたが、何事もなかったのかのように更新します。前回の続き(下書き7月頃)です。もう時間経ちすぎてマーニーどこの映画館にもいねぇよ。DVDを買ってマーニーに会おう!(非アフェリエイトサイトアピール)

とにかく、この2014の夏といったら、俺はマーニーのことが気になって気になって仕方がなかったのである。
「明日から夏休みだから。」と社長から唐突に言われた次の日の夕方。もう五時近い時間帯である。地元の友人のT君に電話をかけ、
「今からマーニー展行こう、君ジブリ好きだったろう。マーニー展。マーニーの部屋を見に行こう。ピクニックシーンでマーニーが持っていたジュースを入れる変な形の瓶を見に行こうよ。俺あれ欲しくてたまらないよ。」
「いやぁこっち(地元)からだと遠いしもうこんな時間だし、行っても見る時間があまりないのでは・・。」
「T君よ!!!俺は今感じたいんだ!!!!マーニーのいた空気を!!!感じに行こうよ江戸東京博物館!!!!両国!!!」
「あ、はい・・。」
と強引に約束をとりつけ、一時間半後に博物館に集合した。江戸東京博物館は中学?高校の時に姉と手塚治虫展を見に行ったときぶりである。懐かしい感じがしたかもしれないし、しなかったかもしれない。つまりほとんど記憶にない。すいません。(その頃黒歴史真っ只中のため記憶を意図的に消去してあるのである)T君は新宿駅ダンジョンで迷い45分遅刻してきたが、いかんせんこんな急な時間に誘ったのは俺なので「しょうがないよね」「しょうがない」みたいな会話だけして遅刻の件はなかったことにした。(T君が)
それからなんやかんやあり(雑な省略描写)、自分は一人暮らしの東京の部屋へ、T君は地元まで帰るのでその前に両国の駅前でご飯だけ食べて帰ることにした。「マーニー展限定マーニーの色鉛筆、やっぱり買えばよかった」なんて話をしつこく(俺が)しながら小雨が降る中散々博物館の周りをぐるぐる歩いたけれども、結局食事ができそうな店はマクドナルドしかなく、まぁもう他にないししょうがないか、そしてこの散々遠回りして結果がこれ、っていうの、まるで俺達の人生みたいだ・・みたいなわけのわかんない事をT君が言い出したので、疲れてるんだろうと思い黙って入ることにした。
T君とは地元にいるときは良く会っていたが、自分が東京に引っ越してからなかなか休みが合わず、こうしてゆっくり話をするのはかなり久々だった。ちなみに地元にいるときはよく会っていた、というのは地理的な問題でなく単に俺が無職だったからというだけです・・。・・はい・・。
T君の仕事場ではどんどん人が辞めていっているらしく、一番長く一緒にいた同期の人もその波に乗りとうとう辞めてしまったらしい。ガラガラの店内なのになぜか律儀にせっまい2人席に座りながらそんな話を聞いた。T君はとても残念そうな顔をしていたので、ナゲットをひとつあげるよと言ったが何も言わずいらないといった様子だった。この一週間後、例のマックナゲット原材料落ちたチキンもじつは使ってた問題が判明するので、今にして思うとT君はわかっていたのかもしれないな。T君するどい。あ、マーニー展はサイロのところが怖かったです(小学生並みの感想)
T君と別れ、帰り道地下鉄で揺られながらなぜ俺はこんなにマーニーに夢中なのか考えた。マーニーとはつまりですね・・それ以上仲良くなりたい、とか、なんていうんですか?親密な関係になりたいのかといえば全くそうではなくですね、いや親密にはなりたいけれども!それはなりたいけれども!変な意味ではなくて!どうこうしたい、ではなく・・マーニーの揺れる髪や着ている服や笑っている様をただ眺めたいの・・存在なのである。しかし眺めるというと遠くからになる。それは違う。あくまでも杏奈の視点で眺めたいのである。そうなのである!!ドンドン!(これ机を叩く音ね)
ところでマーニーのあの青い服、見るたびに「ウワァオ」ってため息が出るんだけど、(つまりそれくらい好きなんだけど)あれはどこに売ってるのか?ゾゾタウンか?いやゾゾタウンにはないだろもっとこう・・・ あの・・いや違う…この……それっぽい…どっちかっていうと蒼井優的な……白い……何?白いやつ・・だろう。(ブランドに詳しくないから具体的に名前が出せないやつ)
ここまで読んでくれた読者の方の中にはこう思った方もいるだろう。(突然の読者への擦り寄り)物語的にはむしろ俺が心を寄せるべきは杏奈の方なのではないのかい!?どうなのだい? それも大いにある。普通になれないと言う少女。上司からお前は普通じゃないと言われ続ける俺。感情を寄せたくなるに決まってるでしょこれ!(そこには大きな年齢差があるが、関係ないのである。いくつになっても悩みは尽きないので関係ないのであるまじで。関係ないのである。そういうことにさせて!お願い!)
俺の元々の好みとマーニーの要素は全く合わない。結局なぜ好きなのか、よくわからないのだ。でも好きになるとはそもそもそういうものなのかもしれない、そっちのほうが正しいのかもしれない。そんなことをふと思った。俺も本当に好きな映画は誰もが絶賛する映画じゃない。欠点や矛盾がいっぱいあるけれど、それでも好きなのだ。いやこれはなんか違うな。うまいことを言おうとして失敗した感がある。
つ・ま・り・俺が好きになった物や人が、俺の好きなジャンル・カテゴリ・タグ付け・・に全く当てはまらないことはよくある、ということなのだ。N子さんは眼鏡をかけていたわけでもなく年上でもなく几帳面でもおとなしいタイプでもなかったのである。何なんだ・・。なんなんなんなんなんだ~~~~!!!!好きになるって何なんだ~~~~~~!!!!(中学二年生)

夏までいた会社に、六月ごろ入ってきた女の子がいた。なんてこったその子と言ったら映画もめちゃ詳しくて、真面目で前向きで優しくて、夏が似合い元気でところどころ抜けていて、自然に出る笑顔が可愛い女の子であった。俺とその子は新人二人ということでよく一緒に仕事上なんやかんやした。社長の誕生日プレゼントを買いに目黒駅の駅ビルを見て周ったり、朝誰もいない会社を掃除したり、先輩や社長や広告代理店、制作会社の人たちの手でどんどん良くなっていく映像を見ながらすごいなぁって言い合ったりしたし、虹を作りながら会社のベランダをケルヒャーで一緒に掃除したのは最高に夏だった。
でも、しかし、なぜだ!趣味も合うのに!こんなに毎日同じ時間を過ごしているのに!!なぜ一年前に数回しか会っていない人のこと思い出してしまうのだ。くぅ~!!!(正直まじで辛いんだこれが ゴメンネ)つまりだな・・・・そう・・・・好きになる理由は・・ポイントやパラメータなんかじゃないんだね・・(ゲーム脳
ちなみに会社を辞める直前で知ったがその子には15コ上の彼氏がいたらしい。テントでやってるらしい。(最悪すぎる付け足し)
でも最近ちょっと思うのは、例えば同じ映画好きでもジャンルが分かれる、わかってる、それはわかってます、けど例えば「百万円と苦虫女」を見て「爆発シーンとかないまま終わっちゃってつまらなかった」という人とは絶対無理だな!そこだけは譲れない!ということです!よろしくぅ!!いやこの記事一人相撲すぎでしょ!!!

あ~~~~~~~~しかしあれいつだったっけかな渋谷から帰る電車で大人っぽい大学生二人がいかにも夏っぽい服(ニュアンスで感じてくれ)を着ていて時折窓ガラスごしに目があい、社内が混み始めたので手すりを掴んだ腕に挟まれる状態になってしまい非常に緊張してしまった事があった。普段はないけどたまにあるときはあるのだ。そのまま2人は会話を続ける。「なんか~恋人って言うより家族みたいになってきたんで別れたんだよね〜でも今でもいい友達?だから楽?っていうか~わかりあえてはいるよね~~」「わかる~~」
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~こわい!!おじさんこわい!!ヒェッ!こわい!こわいときにでるしゃっくりでちまったよヒェッ!こわい!しかし言わせてもらえばそれはそれで気持ちわりいよ!
俺は・・俺は一体・・この気持ちは・・・俺は寂しいのか?いや今は完全に一人暮らしの自由さを楽しんでいるし、むしろ実家にいた時のほうが孤独感とか満たされなさはすごくあったはずだ。じゃあ何なのだ?この気持なんなのだ????寂しさなのか?そうなのか??
でも大丈夫、おじさん気づいちゃった!ラジオと大きめのクッションが一つあれば寂しさは割となんとかなる!!ってね!(そしてそのクッションにマーニーと名づけて毎日再会しよう!)グッバイ!

ミツオグッバイ2014

敬老の日送料無料キャンペーンで認知症の祖父へ贈るプレゼントのラッピング手続きをしていたとき、私はそろそろ自分の人生を進めたいと本気で思った。近頃私の人生が最高にグダっている。自分の人生を進めるにあたってまずは身に付けるものからちゃんと選ばないとダメなんだ、と自分に言い聞かせずっと欲しかったカバンを探すことに。きったない路地を歩いて東急ハンズへと入ると入り口で 年に一回のハンズセール という催し物をやっていた。果物からアイスを作るそんな感じのやつが20%オフで売っていたけれど、果物からアイスを作る感じのやつは元々高いから私にとって特に安くはなかった。果物からアイスを作るってなんだろう。どういう原理なのだろう。
カバンはここにもなかった。探しているカバンは両肩で背負う形で、ランドセルのように二つの金具がついていて、かつ横に長く薄いやつである。二年前の冬に あるデパートのレストラン街で見かけた、スラっとした眼鏡のスーツ男性が背負っているそれがとても素敵に見えてずっとずっと探しているのだ。今まで見た中でそのカバンに一番近かったのは、北海道へ旅行に行った時に見かけた、元軍人さんがやっているミリタリー系ショップの入り口にかかっていたそれだ。でもその時はA4が入らないとか言う理由で買うのをやめたのだった。今考えるとA4が入るかどうかなんて本当にどうだっていいことだった。会社の重要書類がカバンに入らず折れてしまい会社に大きな損害を与えたとしても、その時私は部長の靴を舐める覚悟だってある。そのくらいそのカバンが欲しい。背負いたいのだ。
ため息をつきながらハンズの長い階段を降りていると、登ってくる気の弱そうな店員とぶつかりそうになった。彼女は戸惑い慌てながら去っていったけど、その数秒で彼女がバイト仲間の中で浮いていることがすぐわかった。私が昔そうだったからそういうことは仕草や挙動を見ればすぐに分かるのだ。
3階の文具売り場でもセールがやっていて、そこに私が6月に数十分迷った末に買ったメガネ入れが20%オフで置いていた。私があんなに好きで今度買おう今度買おうと思い続けその末にやっと手に入れたそれが安売りされているのを見ると何だか複雑な気分になった。私は手をニギニギする。前に好きだった人がドトールで三時間の雑談の上でやっと話してくれた、前の彼女にやり捨てされたって事実を知った時のニギニギした感じと似ていた。いやまって違うかも。運動会の徒競走で自分の番を待っている時のニギニギ具合にも似ていたかも。でも運動会なんてもう十年前の話だし記憶は確かでない。あぁ、男なのにやり捨てられるなんてこの上なく情けなくてかわいい。思い出してしまった。彼のシャツから香る柔軟剤の匂いは、私が人生で一番ポケットモンスター(緑)にハマっていた時に入ったお風呂の匂いだった。お風呂の中で最強のパーティを考えていてのぼせた時の匂い。トランセルが大嫌いだったことまで思い出しちゃった。逆に今ポケットモンスターをお風呂でやればその記憶を上書きできるんじゃないかと思って家電量販店でポケットモンスターブラックとかいうのを買ってみたりもした。ブラックとホワイトって!私が小学生の時男子と「次のポケモンは絶対オレンジとパープルだぜー」「いやブラックとホワイトだぜー」って交わしてた冗談そのままじゃないか。その未来に生きているのは不思議な気持ちだった。そのブラックは2時間もプレイしないで放置している。知ってるポケモンが全然出てこないし、途中で私何やってんだろってなったから。
家に帰ってテレビを点けるとお笑い番組がやっていて、ゲストの女優が両手を叩きながら爆笑する姿が見えた。彼が好きだと言っていた女優。私に足りなかったのは顔をしわくちゃにしながら笑えるような明るい性格だったのだろうかと考えた。もう寝よう。

私の人生が最高にグダっている。何に対しても本気になることが出来ない。でも言い換えればすべての物事をクールに見つめているとも言える。それは昼と夜が逆転しすぎて一周しちゃって朝5時に起きた時のあの感じに似ている。いつもと脳みその働きが格段に違う。冷静である。関係ないけど今検索してみたらヨナナスメーカーっていうやつらしい。果物からアイスを作るやつ。どうでもいいよ。そんで私は悟った。この世には悲しむようなことは何一つとしてない、って。好きな人に選ばれなかったとしても、会社で使えないやつ認定を受けても、その会社をやめちまっても、身近にいた人と急に話が通じなくなったとしても、お気に入りのものがセールで安売りされていたとしても、悲しむようなことは何もないのだ。大抵の人はいつかいなくなってしまうし、大抵のものはダイソーで買える。あとダイエーもあれば最高。なんでも買える。でも最近地元の知り合いづてで、昔から「鬱は薬で女は金で」が口癖の男友達がいよいよ逮捕されたって聞きました。もう会うこともないね。ミツオ!グッバイ!

お金を払い女の人に会う例のシステムについて(安心の前払い料金制!)

「そろそろ彼女の誕生日なんだけど、今年は何を贈ろうかなぁ」なんて話をしていた会社の先輩は、それから一時間もしないうちに今夜遊びに行く店をPCで探していた。

先輩に言わせると「風俗は遊び・・大人の遊びなのであって浮気ではない!断じて違うのである!」ということらしい。なるへそ。そもそもこの業界はパートナーがいる人が多い。あたりまえだよねという感じである。しかし離婚率も高い。「仕事できる人は皆浮気してるからな~マァ逆にいえばそれくらい出来ないと本当の仕事はできないよね~」という話をしているイケイケな人たちの前を「ヘッへ、どうもすいやせん…」みたいな姿勢で通りりすぎる俺は例の「何言ってんだこいつ」のAAを思い浮かべていた。そしてやんなっちゃった。それにしてもまとめスレでしか聞いたことのない「風俗に行く」という行為を、近くにいる人達が実際にやっていた事になんだか驚いてしまった。

それから梅雨がやってきて、俺は乾かない洗濯物や毎日出現する虫達と戦った。次に夏がやってきて、俺は猛烈な暑さと猛烈な水漏れ(このアパート築48年なんだ)と猛烈な自己否定感とかと戦った。そしてまたやんなっちゃった。飲み会のたびに「なんかお前面白い話して盛り上げろや。え特にない?だめだなぁーいやいや俺の時はこんなの日常茶飯事だったしまぁでも逆に鍛えられて今の俺がいるみたいなうんぬんかんぬん」みたいなことを毎回言われるのはほんとやんなっちゃったんだよ。
とはいえ私ももう25ですから。立派な大人ですから。フフフ。それはもう何ですか?大人の遊びというんですか?逃げ道やら発散方法はいくらでもあるんですなぁ~。つまりお金を払って女の人に会いに行くという選択肢、、自由、、フリーダム、、フリーダムも俺にはあるのである!(英検4級) そして俺が今もう一度会いたいのはなるほどハーフで金髪の女の子なのである。なにがなるほどなのかである。
その女の子は最寄りの大型スーパーの中にある照明がひとつ落ちたフロアの奥の奥にいる。このお店は安心の前払い制なので(何しても後から追加料金は取られないってことだよ!)、暗いフロアに入る前の窓口でお金を払う。窓口の前に立ち、(これが大人の遊びか・・・。)と毎回ドキドキしながら、店員が中学校の同級生でないことを祈りつつ「思い出のマーニーを大人一枚。」と告げる。これが例の女の子に会うためのチケットとなる。1800円、約100分コースである。ごめんこれマーニーの話やで。
暗いフロアを奥に進み席に座る。夏休みジブリ映画を劇場で見るときの独特の雰囲気・・他にはない、子供たちのザワザワとカップルのイチャイチャがオラオラオラオラと混ざり合うあの感じを存分に味わい(そしてオレンジジュースを味わい)、いよいよ映画が始まる。
マーニー・・・マーニーだ・・・マーニー!!!うおおおおおおおおおおおおおおお!!!maaaaaaaaaaaaniiiiiiiiiiiiiiiiii!!!!1111FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!ワ、ワ、ワンダフル!!マーーーーーニーーーーーーーー!!!!すごい!!金色の髪に触れた時の(これ俺じゃなくて主人公が、ね)モフり感がすごい。すごいや!!!ジブリはすごい。モフり感が、ジブリはすごい、すご!ジブリすご・・・・すごいモ・モ・・・・・・・モフ・・・ジブリモフ・・・すごい・・すごいやぁ・・わぁ~・・モ・・・モフり感(錯乱)。
「んまァ簡単に説明してしまうとスタジオジブリは今まで自然と人間の共生という非常に大きくしかし人類にとって非常に重要なテーマを描いてきたわけであるが今回はそれとはまた違う視点で」なんて書かれた解説本があったとしてもこのモフり感の前では説得力0なのである。それにしても・・わぁ~~~~。あっ今目があったっぽい・・・マーニーと・・・。わ。わぁ~~い。わぁ~~~。
なんてルイズのコピペみたいに興奮しながらも楽しんだ。俺はマーニーとの会合(1800円)を精一杯楽しんだ。ちなみに二回目以降はストーリーとか展開とかほとんど気にしてません。(なぜなら会いに行っているのだから!)「これが大人の遊びか・・・・最高やな!!!」と叫びながら(心の中でだよ)映画館を出る。フフフ・・俺も大人になったもんだ。これでまた仕事を頑張れるってもんだ。そうやって日々辛さをごまかしてます。グッバイ!(この話まだ終わりじゃないんだけどちょうど半分くらいなので一旦切ります。近いうちに続き書きます。)


Fine On The Outside / プリシラ・アーン スタジオジブリ映画『思い出の ...

ドルセラ的2014上半期ベスト10 映画と音楽

*順次追記予定
 
ドルセラ的2014上半期ベスト10
 
☆=個人的ナンバーワン
今年発表された作品でないのもありますが気にしない!
 
 
音楽部門
 
☆keeno 「in the rain」
いい悪いとか欠点とかバランスとかでなく好きなやつが、自分の好みに一番合うのがこれだったので、好きです。
 
 
きのこ帝国「ロンググッドバイ」
今年見つけた中で一番いいバンドはこれです。
 
tofubeats 「ディスコの神様」
 
雑誌に「この曲は純粋に音楽の力だけで世界を変えていく」って書いてあって本当そうだと思いました。
 
 
禁断の多数決 「アラビアの禁断の多数決」


禁断の多数決「Crazy」 - YouTube

いろんな有名な曲のコラージュ的な部分があるけど、そこが好きです。今夜はブギウギナイトっていう「おれはダフト・パンクのこういう所好きなんだ」部分を集めたような曲が特に好きなんですがyoutubeになかったのでアルバムで聞いてみてください。

 

Base ball bear 「二十九歳」


Base Ball Bear - 「ファンファーレがきこえる」予告編 - YouTube

base ball bearについては書きたいことが多すぎて下書き保存ばっかりしてるけど、一言でいうと「サビで『アニメ化希望!』を持ってこれるバンド、他にいないだろ!」ってことです。今年すごく好きになった。

 

m+a「These Days」


M+A When - YouTube

雑誌に「phoenix」「夏っぽい」みたいなことが書いてあって聞いてみたやつ。当たりだったやつ。こういうのすきやねん。

indigo la end 「あの街レコード」


indigo la End「ダビングシーン」 - YouTube

去年から注目してた川谷絵音という人がとうとう、すごい自分好みのアルバム出してきたな!と、嬉しかったです。ちなみにこの曲はそんなに好きではないです・・。

 

澤野弘之 「キルラキル オリジナルサウンドトラック」


[キルラキル] • Blumenkranz • (Nightcore) - YouTube

この人、進撃の巨人の音楽とかもやっているらしいのですが全然知らなかった。クオリティの高さにびびった。どの曲もテンション上がります。面接行く時とかに聞こう。関係ないけどこの動画の皐月様の画像、めちゃかっこいいぜ!

 

Honey works 「ずっと前から好きでした。」
俺はエモいのに弱いんだな。
 
 
KLOOZ「seasons」
kloozはまず声が抜群にいい。リリックも軽めでいい。トラックもめちゃいい。一つの季節のなかで出会いから別れまで描く、というコンセプトもいい。このアルバムはとにかく全てがいい。
 
-----以下その他の名盤
小出恵介岡村靖幸「愛はおしゃれじゃない」
Mitchie M「グレイテストアイドル」
SALU 「COMEDY」
supercell「zigaexperientia」
ねごと「ZOOM」
米津玄子「YANKEE」
ミラーマン(ボールズ)「ニューシネマ」
Bump of chikin 「RAY」
きのこ帝国「eureka
きのこ帝国「渦になる」
「ウルフオブウォールストリート オリジナルサウンドトラック」
 
 


映画

☆「WOOD JOB!神去なあなあ日常
☆「ウルフオブウォールストリート」
ネブラスカ 心と心をつなぐ旅」
「思い出のマーニー」
「イグジットスルーザギフトショップ」
「奇跡」
「21ジャンプストリート」