しっかりなんてするもんか

ちくしょう!しっかりなんてするもんか!

おじいさん「だからねそうそうそういってるってうんうんうん」黒人「oh!what???w h a t ? so so so fuckin!fuccckkk☆&%!!!$#☆$#$!!!!」

渋谷のすき家でおじいさんと黒人が口喧嘩しているのを見るのはこれで二回目である。黒人の人が言っているセリフはなんとなくのニュアンスってことで頼む。

この日、自分は会社が7時で終わったので食器や鍋やフライパン等を買いに渋谷まで出た。なぜ今まで買っていなかったのかというと、入った会社がひど過ぎた時にいつでも夜逃げできるようにである。食事はすべてジップロックのコンテナ三つでここまでやり過ごしてきたが、予想に反して割とまともな会社だったのでちゃんと暮らす(夜逃げとかをしないということですね)ことにしたのである。

この日は午後1時出社で(ていうかまぁ今日の話なんだけどコレ)、しかし出社しても会社には誰もおらず、掃除をしたり、前の日に頼まれていたデータHDDの整理をしたり、観葉植物に水を与えたり、会社の高そうなスピーカーで勝手にbluetooth接続してスピッツベスト(俺が作ったやつね)を流したり、掃除をしたり、3時に出社してきた二
日酔いの社長に水を与えるフリをしたりしていた。帰り際社長と2人で乗ったエレベーターの中で「この会社大丈夫なんスかね・・」と死ぬほど聞きたかったがやめておいた。

最近は日もだいぶ伸び 外はまだ暗くなりかけの色で、駅まで歩く途中遠くに見える六本木ヒルズの明かりが点灯するのを見ていた。ちなみに自分は六本木ヒルズを見かけるたびに「くっそぉ~~~六本木~~!!六本木ヒルズめぇ~~~~!!負けてたまるか~~~!!」という思いを胸に抱き仕事へのモチベーションを高めている。すいません半分ウソです。
そんなこんなで渋谷に来てみたはいいものの、おしゃれキッチン雑貨店などのそれはもうおしゃれキッチンな食器や鍋などは高いのである。なぜならおしゃれであるから。おしゃれは高いのである。ひとり暮らしする前の前からかなり前から「ひとり暮らししたら絶対これ買うぜ皿はコレで箸はコレだな!!」とキッチン雑貨店を周るたびに言っていた自分であるが、転居と新生活でお金がジャンジャン出て行ってしまったため買えないのである。結局カネには勝てないのである。くっそ!六本木め!(六本木=金持ちという浅はかな八つ当たり)
そんなわけでフランフランの価格で目ん玉飛び出るかもしれない体験をしたあとに3coinsで食器やら何やらをひと通り揃えたのである。食器をカチャカチャアレでもないコレでもないと店内を30分ほどうろうろする姿には店員さんの「てめーこの店の商品は全品300円と大変お買い得な価格になっているのだから迷ってないでさっさと買っちまえよ」的な視線が突き刺さるのである。ただでさえ3coinsは女性客が多くアウェイ感が半端無いというのに!ただでさえカニパンは食べるタイミングがわかりづらいというのに!(これは言いたいだけ)

それから閉店間近のロフトでさっさと帰れ的な視線を感じつつ鍋やらフライパンやらを見て、(渋谷はアウェイ感じることばっかだな!)結局買わずに出て夕飯を食べて帰ることにした。高くても500円や・・と思いつつ結局選択肢がハンバーガーか牛丼屋しかないので(なぜならお金がないからね!)すき家でリュックを背負ったまま後ろを通る人の邪魔になっていないか気にしながら食べていた。ちょっと後悔した。あのすいません、ここまで書いておいてなんですが今回の日記は特に言いたいこととかもなくてただ起こったことを書くという・・・まぁなんですか、 つまり本来の日記ですよね。本来の日記の機能そのままで、そのままでお送りしております。そんな中いつも通り何かを聞き間違えたおじいさんが黒人と喧嘩し、疲れたサラリーマンお
じさんが肘をつきながらくちゃくちゃと食べ、さっきまで店の奥で大声で話していたギャル数人が出て行く時に大声で「ごちそうさまでーす!おいしかったでーす!」と育ちの良さをアピールしていた。渋谷のすき家はほんとすごいから。こんなの日常茶飯事だから。たぶん(適当)
食べ終わり帰り道を歩いているとハンバーガーショップの看板に350円のシェイクが載っていた。さ、350円のシェイク!!セブンイレブンのチーズ入りハンバーグが3つも買える!!!つまり3日分のおかずと同価格のシェイク!!!わーお!!わーお六本木!!!と独り言を言いながら(すいません言ってないです)駅まで向かった。
アイス屋さんではスーツ姿の若い会社員四人が仲良くアイスを注文していて何がどうなってそういうことになったのか非常に気になったり、ハチ公前ではウェーイ系(適当)がいつも通り騒いでいたり、駅の階段入り口付近では新入社員(もしくは就活生?)黒い服の黒い髪の男女10人くらいが集まり男子がふざけ、女子がそれを見て笑っている光景が見られた。その集団の曇りのない爽やかさや、記憶の中の誰かに似た女子の髪を後ろでまとめた姿が気になり2回も振り返ってみてしまった。「2010年の夏日記」でも書いたとおり、いわゆる新卒で会社に入りサラリーマンとして同期と頑張る・・みたいなのが叶わなかった自分には時々それがとても切なく感じることがあるのだ。
「だけどなんだかんだ言ってこっちの道、しっかりしてない自分にはあってるんだよなぁ・・」と思いつつ家に帰りTVをつけてダラダラ流し見していたら、今の会社に入って初めて関わったプロジェクトの映像がもうテレビで流れていて興奮した。興奮のあまりミルクティーの粉をいつもの二倍いれ一人打ち上げしていると、明日の会社の予定欄(どの案件のどの作業とかを書く)に「プロジェクト打ち上げ:恵比寿」としか書かれていなかったことを思い出した。大丈夫かこの会社。グッナイ!